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代表者挨拶

生い立ち。

やりたいことを自己責任でするには、起業しかない!

1993年(平成5年)4月に立ち上げた会社も、今年(2022年)で創業30年になります。
起業当時を振り返れば、多くの尊敬すべき人との出会いや学生時代のさまざまな体験の中で、私個人の「仕事」に対する「価値観」や「今後の進むべき方向性」について、20代後半にはおぼろげながら浮かび上がっていました。

ただ、22歳の頃(大学卒業時)には、想いや夢(事業イメージ)だけはありましたが、肝心のビジネス経験や資金がない中、当然のことながら起業などできず、一旦は企業(ダスキン)へ就職することに
なります。そして、入社して間もなく「広島」という、知らない街に配属されました。
幸運なことに入社2年目には、大阪本社(本部部門)に異動となり、そこのセクションでは、企業の広告販促・マーケティングを担当させていただき、未知の世界で自分が想定する以上の経験をたくさん積むことができました。
今、思い返しても育ててくださったまわりの方々に対して、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、企業人としてビジネス経験を10年積み重ねたのち、22歳の頃の「想い」や「夢」を実現するために、一大決心をし、「シーネット」を立ち上げました。私が32歳の時です。

私にとって「仕事」とは、ただ人の話を聞き、言われたとおりに手足を動かすことではなく、自らの「アイデンティティ」を大切にし、自分自身の「ビジネス感性」やスキルを信じ、世の中に発信していくこと。そして、その実現に向けて、「やりたいこと=自己責任」というトレードオフの関係をつくるためには、「起業しかない!」と考えていたことを今でも思い出します。

当時は、私自身が単なる「脱サラ組」でしたので、当然のことながら、十分な資金力もなく、事業の実経験や商売に関する実績や実体験もありませんでした。0からの出発というより、退職金も貯金もつぎ込んだうえで、さらに足りない資金を金融機関から調達するというまさにマイナスからの出発でした。 冷静に当時のことを振り返れば、信用も実績もない状態で起業することは、無謀すぎて恐ろしい気もします。ただ、私の心の中では、「こんな事業を開発・展開してみたい(夢)」、「こんな企業風土の会社をつくり上げたい(理想)」というイメージだけは明確にありました。

そして、何ごとに対しても変化できるという自分自身の柔軟性や、何ごとに対しても真摯に取り組み努力を惜しまなかった今までの人生を信じ、 「これらすべては可能性に変えられる!」と、プラスに捉えていました。 また、弊社の「行動理念」のひとつとして、「自らのことは自らで考え、自らでできることは自らでやる!」という、他人に頼らない「自力解決マインド」というものがあります。

当然、未経験である「経営のこと」、「事業運営のこと」でも、経験して知ることさえできれば理解もできる、理解できれば創意工夫もできるようになります。 私自身の得意分野であったマーケティングや販売企画も、すべてを自らの手で手掛けることで、これまでに体験できなかった実体験の積み重ねが可能になり、リアルな知識と経験として身につけることができる!とポジティブに考え、ひとつひとつ自分のモノにしていきました。

こうして、創業より30年が経過しましたが、このマインドだけは今でも変わらず、社内に脈々と生き続いています。そして、その「自力解決マインド」を持ち続けた結果、「会社」も「事業」も「人」も育てることができたのだと思います。

そして、今も改めて思うのですが、弊社の最大の資産は「人」です。 月並みな言い方になりますが、チャレンジ精神を持つ人材は、まさに「人財」です。自社の創業時の夢である「オリジナルの新規事業」を開発するために、一人ひとりのスタッフが多くの経験を積み、スキルを磨いたうえで、新規事業に挑戦する!そして、その経験こそが社員一人ひとりの将来にとって貴重な経験となり財産となるハズです。

このように弊社は、さまざまな事業の企画や運営することを生業とする事業会社です。
だからこそ、日々、私たちのまわりで起こる「リアルな課題」や「難問」と直面しますが、その度に、
それらをブレイクスルーし、良き仲間(カンパニー)とともに成長できることを、私をはじめ、弊社のスタッフは何よりの喜びと感じています。(当社の真の強み)

これから。

私たちの、将来に向けた大きな夢は、まだまだ始まったばかりです。

拙いながらも、若き時代(ビジネスマン時代)の経験10年と、その後の商売経験30年の経験と実績をもとに、私たち「シーネット」は、少しばかりの自信(成功体験)を持つことや経営環境(社内体制)を整えることができました。また、こうして会社の規模や組織が大きくなるタイミングに、折にふれて大切にすべき創業精神を思い返すことの必要性を感じます。

「どこに向かっているのか?」、「企業の目的とは何か?」と問われれば…、株式会社である以上、
私たちを取り巻く多くのステークホルダーのために、「(投資を活かし)利益を出すための組織である!」と答えざるを得ません。

また、企業として経済的機能を果たし、業績を上げ、利益を安定的に出すことは、必要不可欠なことです。ただし、私たちは「利益の追求」だけを主たる「目的」と捉えているのではなく、「利益の追求」はあくまでも会社をこれからも維持、発展させるための単なる「条件」と捉えています。

私たちが目標にしているのは、「大きな夢」、「高い理想」を単なる「夢」や「理想」のままで終わらせるのではなく、それらを実現させることです。そしてそれこそが、真の価値である!という確信を持っています。

そして、私たちにとっての「夢(目標)」とは、「世の中にないお役に立つ事業を開発し、顧客を創造すること」であり、私たちにとっての「理想(目的)」とは、そのための良き企業風土づくりを行うとともに、今後もさらに企業マインド(新しいことに挑戦する勇気や人が成長する環境)を高め、醸成していくことなのです。そんな私たちの夢は、まだまだ先につづきます。


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